武島内科クリニック

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多摩市落合3-11-3 (青木葉通り沿い)

院長コラム(2019年)

 院長コラムは、多摩ニュータウンエリアの地域情報紙「週刊もしもししんぶん」に寄稿した記事をまとめたものです。過去5年分の記事を掲載しておりますが、バックナンバーに関して、内容の見直しや加筆・修正はしておりません。そのため情報が古かったり、現代の常識と異なる内容が書かれている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

健康を保つ(2019年12月)

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 いよいよ12月、本年も残すところ1ヶ月です。インフルエンザ流行の兆しが見えてきましたが予防接種はお済みですか?事前に抗体を作っておくとかかっても症状が軽くすむことが多いです。特にお子さんは、ウィルスを攻撃する生体反応が過剰に働くと全身に影響します。ぜひ予防接種をして大切なご家族をお守り下さい。一方、睡眠不足やストレスが続くと予防接種をしていても罹患してしまう場合があります。対策は、よく寝て免疫力を保つことです。かかったときは、簡易キットでは発熱後8時間以上経過しないと判定困難なことが多いですが、機械判定も可能です。ご相談ください。この時期、受験生は体を冷やさないようにカイロをうまく利用して、生姜湯を服用し、お風呂でよく温まりましょう。免疫が活性化します。心配なときのインフルエンザの予防薬は自費ですので、主治医に要相談です。

インフルエンザ対策(2019年11月)

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 11月、台風被害で亡くなった方のご冥福お祈り致します。さて、インフルエンザワクチン接種の時期です。今年は早くからインフルエンザの発症が見られました。季節が冬の国から持ち込まれたのでしょうか? 来年はオリンピックの開催で世界中から人がやって来るので、ウイルス感染に注意したいところです。ワクチンがお済みでない方はお早めに。大事なのは冬に向け体力を今からつけることです。最も大切なのは睡眠です。睡眠不足は抵抗力が落ちます。15分でもよいので昼寝をお勧めします。また、疲れてくると身体の筋肉が凝ってきます。体操、整体で凝りをほぐすとその日はよく眠れます。もし風邪にかかっても早期なら背中~肩にかけ湿布し、タオルを首にかけ熱い生姜湯とともに葛根湯、麻黄湯なければバッファリン等の鎮痛剤を服用してください。流れる汗と共にだるさがとれます。

秋の夜長(2019年10月)

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 10月、涼しくなってきました。あと2ヶ月で12月、今年も終わりです。 光陰矢の如しとはうまく言ったものです。一方これからインフルエンザの季節を迎えるため、ワクチンの準備が必要です。受験生はインフルエンザにかからないよう、今から体調管理をしましょう。一番良いのは睡眠です。我が国では5人に1人は睡眠不足です。秋は気温に加え湿度も下がるため快適で、夜更かしする人が増えます。睡眠不足は血圧、心臓病に影響を与えます。慢性的な睡眠不足は常に脳が疲れた状態のため、疲労感が抜けません。元気付けるためにコーヒーやカフェイン入りのドリンクを何杯も飲むと、動悸が起きたり目がぱっちりして逆に不眠を助長します。お心当たりの方は、まずは日常生活から規則正しい生活、スマホの夜間の制限、早目の就寝、昼間はカフェインを控え、可能なら15分程度の昼寝をおすすめします。

夏の疲れ(2019年9月)

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 9月、夏の疲れが出る頃。その結果免疫力が低下し病気になりやすくなります。夏の疲れに対して効果的なのは十分な睡眠です。睡眠不足は高血圧症、糖尿病、心臓病、うつ病のリスクが高まると言われており対策が必要です。現在日本人の5人に1人は睡眠不足だそうです。世の中パソコン、スマートフォンのお陰で外出しなくても情報がすぐに手に入る時代となりました。それらを通じ音楽やゲームが配信され寝るのも忘れて没頭してされ寝るのも忘れて没頭しています。その結果眼精疲労、肩凝り、睡眠不足になります。朝は定時に起き朝日を浴び、昼間は適度な運動と軽い昼寝、仕事はイライラせず食事を楽しみ、夜は強烈な光を避ける。言うは易く行うは難しですが、現代人は休暇を長めにとり携帯電波の届かない自然の多いところで森林浴をした方が良さそうです。それが無理なら漢方薬、ヘルストロン、粉ミルクをお勧めします。

元気に夏を乗り切るために…(2019年8月)

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 8月、ここ最近の私は、肩こり、疲労が強く、睡眠時間を増やしても疲労が残っていました。年齢、夏バテが原因かなと思っていましたが、先日粉ミルクを勧めた方から「体の調子が良い」と言われました。この方は大人が飲む粉ミルクを飲んでいらっしゃいます。私は、油を気にして最近は飲んでいなかったのですが、再開したところ、疲れにくく倦怠感がなくなりました。以前に、在宅訪問先の寝たきり患者さんの頭髪が経腸栄養剤の影響で黒くなることを投稿しましたが、ひょっとすると男性ホルモンが増加するのかもしれません。粉ミルクも同様の成分が含まれていて安価で手に入りやすいためお勧めです。1日1回スプーンで4杯位です。ただし、男性ホルモンが増加すると体に影響の出る方はお控えください。体に高電圧をかけるヘルストロン、夏バテ漢方薬も加えると、元気に夏を乗り越えられそうです。

夏バテ帽子(2019年7月)

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 7月、暑い夏の到来です。ここ数年、猛暑で、嬉しいというよりうんざりです。夏バテしないよう体力をつけねばなりません。体力温存のためには十分な睡眠が大切です。寝苦しい時はよく冷やした保冷剤で頭部を冷やし、室内に風の流れを作りましょう。窓を開けるのも良いし、扇風機を使うのも一つです。ただし、多摩地域は朝方涼しいので、風邪をひかぬよう注意してください。どうしても室温が高くて扇風機が熱風に近いときは、我慢せずにクーラーを使用しましょう。この時、お腹を冷やさないよう腹巻きをすると下痢を防げます。食事の時に水分、カリウムの多いスイカ、メロンを加え、汗を沢山かいた日は梅干しを加えて塩分を補います。冷たい水ばかりですとお腹は冷え、水中毒状態になります。それでもだるい人には人参の入った漢方薬をお勧めします。 暑熱順化 しょねつじゅんか のために時に激しい運動も大切です。

犬が癒す患者さんの心(2019年6月)

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 平成最後の寄稿です。
 先日『日経新聞』のコラム「向き合う」で次のような文章が紹介されていました。“人生でつまずきそうな石を見つけたら拾いなさい。1年後、5年後、あなたの後を歩く人は石があったことも知らないし感謝することもないがそれでも石を拾うのが先人の務めである。” 白血病になった弟さんのために骨髄提供をし16年間も石を拾い続けているNPO法人の代表者の体験記の中です。誰も見ていないと思っても神様はちゃんと見ています。この世に生を受けたなら私たちはこの気持ちを忘れないようにしたいですね。
 さて、徐々に気温が上がってきました。夏に向けて体力をつける時期です。運動をして体をほぐし、交感神経を抑えリラックスが重要です。それでも疲れる人は高電位治療機ヘルストロンや漢方薬をお薦めします。心が気持ち良いと未病予防になります。

遠い記憶(2019年4月)

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 4月、桜の綺麗な時期となりました。満開の花が散っていく様子は心が動かされます。私も今年大台に乗りました。20台は医学の勉強で日々忙しく、40台からは開業で多忙でした。医学生のころ、今はもう存在しませんが三鷹英会話という英会話学校に数年間お世話になったことがあります。40年近く前の記憶をたどるのは大変でしたが、その時日本人のNさんに英会話をよく教えていただきました。英文学を勉強され将来は米国留学を希望されていたためてっきり今も米国在住と思っていましたが、15年程前からT大の教授をされていました。才能、運そして努力、まさに執念と言わざるを得ません。本当に驚きました。さて、花粉症でつらく春になると心が不安定になる時期です。辛いときはご相談ください。かくなる私は多摩市の一開業医ですが、残りの人生社会のお役に立てれば幸いです。

禁煙、花粉症対策(2019年3月)

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 3月、徐々に暖かくなってきました。起きてすぐの一服はさぞかしおいしいことでしょう。心が落ち着く、ストレス発散に良いと止められない方も多いです。でも電子タバコにも有害物質は存在します。そこで禁煙治療ですが、当院でも出しているバレニクリン酒石酸塩の服用で、多くの人が喫煙本数が減少しますが、始めて1ヶ月でも本数が減らない猛者もいらっしゃいます。1日のタバコの数が40本以上、お酒が大好き、特に、呑んでいるときはタバコが最高に旨い、意志が弱い、体を動かすのが嫌いという方は失敗の可能性が高いです。ご相談を。
 春、花粉症でお悩みの方、ぬるま湯1リットルに塩小さじ1.5杯(9g)入れて洗浄液を作り、ドレッシングボトルで鼻うがいする方法もあります。面倒な方は当院で洗浄液を販売しています。もう花粉は飛んでいます。早めのマスク、抗アレルギー薬をお勧めします。

インフルエンザの判定(2019年2月)

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 2月、一年で最も寒い時期になりました。インフルエンザも流行しています。発熱後7~8時間以上経過しないと簡易キットでは判定が難しいこともあります。私は発熱時間が数時間と短い時や高熱が微熱に下がった場合は念のため機器による判定を行っています。つまりウイルス量が少ないことが考えられる場合は機器判定です。ウイルス量が少ない場合、目視の簡易キットでは陰性と判断されるケースも、機器では15分という時間はかかりますが陽性に出ることも多いのです。ただ、コスト面や時間がかかるのは仕方ありません。風邪予防は睡眠時間を十分にとることが体力回復、ひいては免疫力を保ってくれます。私は43度のお風呂に10分間浸かり冷水シャワーを1分間頭からかけています。もう15年以上続けていますが、今のところ健康でいられます。3万ボルトのヘルストロンも役立っています。

明けましておめでとうございます(2019年1月)

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 1月、新年明けましておめでとうございます。平成最後の年となりました。本年も宜しくお願い致します。さて、正月の果物と言えばみかんが有名です。古来日本書紀や万葉集でも橘(たちばな)という言葉が出てきますが常緑性であるため不老長寿のシンボルとされていたようです。みかん、オレンジ、レモン、グレープフルーツ等の柑橘類の中でも医薬品と関係のあるものと言えばグレープフルーツです。高血圧、高脂血症薬、抗生剤、睡眠薬、抗真菌薬等の一部には影響を与えることが知られていて注意が必要です。。(北河修治 鎌尾まや神戸薬科大学)また漢方薬には陳皮が使われます。 今年はインフルエンザの流行は12月中旬からになりそうです。外出時はマスクをしてうがい、手洗いは十分行ってください。私も十分な睡眠とヘルストロン、武道と格闘技で身体を鍛えています。

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